今年のG.Wは長野の山荘に行ってきた
山荘の辺りではイノシシや猿が現れるような田舎で、忙しない日常を相殺すべくダラダラと過ごした
昼寝・読書・犬の散歩を繰り返し、たまに里に下りれば、つくしを採ったり、水芭蕉を見に行ったりと本当に穏やかであった
そんなある日、犬の散歩に出掛けると、草むらの奥に犬が飛び行ってしまった
何かいたのか、まぁ追いつくだろう
っと、辺りに誰もいないことを確認し、もう一匹を連れて散歩を続けた
5分ほど経ったであろうか、
足音がしたので振り返ると、遠目に何かを銜えているのが見える
石が好きな犬だから、石か?
いや、何かを追っていったので動物か?
考えながら迎えたところ、口からシッポらしきものがはみでている
ネズミ系か・・・
とりあえずネズミ(仮)を救出すべく口をこじ開けると、野ネズミが地面にぽろっと
動かない、死んでいるのか?
おそるおそる見回して見るが、外傷はなさそうだ
そーいえば、ハムスターは驚くと仮死状態に陥ると聞く、今回もそうに違いない!
草むらに帰そうと思ったが、
いやまて、本当に死んでいたら埋めねばならない
そもそもネズミも仮死するのか?!
仕方なくこわごわとネズミを手のひらに乗せ、歩き出した
残り2/3の長いこと
右手にネズミ、左手に犬2匹
私は妙なテンションで
いやーびっくりしたでしょうと右に話しかければ
スゴイねーととりあえず左をほめた
家の外の草むらにネズミを獣に見えないよう置き
翌日・・・
ネズミはそこに居た
買ってきた水仙の傍らに埋めることにした
花を見ればネズミを思い出すように
さて、気のせいだろうか、その日から犬が変わったように思う
今まではハエや蜂を追い回していたが、今は軽く追い回す程度
それよりも道で寝そべる猫やガードレールに乗る猿にエライ勢いで反応を示している
怖がりだったのにね、一皮向けたね
それにしてもネズミを狩ってきた時の顔、嬉しそうだったこと(笑)
満面の笑みってやつだったな