貧血と消化器疾患について
貧血と診断された場合、赤血球のサイズを反映する検査値であるMCVを確認します。
鉄欠乏性貧血は他の貧血の原因となる疾患に合併することも少なくないため、原因を
さぐるスクリーニング検査の際には血清鉄とフェリチンを測定することが多いです。
鉄欠乏性貧血では月経過多を起こす婦人科疾患や消化器からの出血を起こす基礎疾患が
隠れている場合もあるため、胃大腸内視鏡検査を受けると安心です。女性は生理的貧血に
体が慣れていて、倦怠感や息切れ、疲れやすいなど自覚症状に乏しいことがあります。
健診で貧血を指摘された場合は、一度調べることをお勧めします。